瀬戸内国際芸術祭2013で建築をつくる(石井大五+フューチャースケープ)


by 石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所

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伊吹島とはこんなところ 島四国

   →伊吹島とはこんなところ

昨日も晴れ、明日も晴れ、そしてゴールデンウィーク最終日まで、晴れマークは続くというのに、今日だけ、なぜかの雨、まさかの雨、うらめしい雨。
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年に一度、旧暦の3月21日は、伊吹島の伝統行事「島四国」の日。
島のお地蔵様を四国八十八ヶ所に見立て、巡礼する方々を、伊吹島民がお接待するのです。
今、建設中の「トイレの家」の中を通り抜ける光の一つも、この「島四国」の日に合わせています。
旧暦だから、年により、日が動くのですが、それが今年はゴールデンウィークの4月30日。晴天ならば、飛んでもない人出が予想されていたのですが、どうなることでしょう。
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出発点は、港から急坂を上り、さらにまた坂を上った先にある泉蔵院。
7時を回ろうとしたばかりなのに、次々と人が現れます。船の一便も、まだ到着しない時間だから、地元の人でしょう。よく見ると、皆さん、袋やリュックを持参。実は、この「島四国」の楽しみは、お地蔵様に参りながら、途中途中で、いただきもののお接待を受けるところにあるのです。ですから、持ち返るための容れ物は必携。泉蔵院でいただいたのは、ヤクルトでした。
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泉蔵院から長い坂を下り、定期船の着く真浦港とは反対の北側の浜に出ます。浜伝いに真浦港まで、いりこの加工場が続きます。その加工場の網元17軒それぞれが、工場の傍らのお地蔵様の世話をしており、お参りすると、すぐ脇で、お接待となります。
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お出しするものは、網元それぞれ。菓子パン、お茶のペットボトル、ジュース、お菓子、タオルなどなど。個人的にうれしかったのは、伊吹島特産のいりこや小さないかの干物、ごぼう天でした。
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お地蔵様一体ごとのお賽銭は、1円でも10円でもいいとのことですが、そうは言っても88枚を急に用意するのは、たいへんなこと。昨日、観音寺に出たついでに、立ち寄る店それぞれで、10円に細かく崩してもらいましたが、見ていると、封筒に賽銭を入れている方も多く、1年を掛けて、この日のために、小銭を用意するのが、通の心得かもしれません。
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実は、このお参りは、ふだんは入りにくい加工場の建築を知るいい機会でもあり、工場萌えの方には、それもまた見所。
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途中の岩場には、弘法大師を祀る大師堂がありました。お参りすると、4人の女性がご詠歌を唱えている最中。哀調を帯びた調べが、あまりにも見事だったので、聞き惚れてしまいました。お伺いすると、ご詠歌の講中の伊吹島南支部の方で、実は、全国大会の団体の部で優勝された面々。どうりですばらしいはずです。彼女たちは、お地蔵様それぞれに、ご詠歌を奉納しながら、回っているのです。
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網元の加工場の一郭を借りて、島民による「村の接待所」も開かれていました。どうです、建築的なディスプレイ。組み合わせを変えた品々が、マトリクスに配置されていました。
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そして、雨にぬれそぼりながら、ようやく真浦港へ。到着した船からは、客が、そこそこ下りて来ましたが、晴天と休日が重なると、お渡しする品を1500用意しても、午前中でなくなってしまうという話からすると、やはり今一つというところ。
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港奥の最後の網元のお接待を受けて、再び、急坂を上ります。目指すは、高台にある西の堂。ここに八十八番目のお地蔵様があります。
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四国八十八ヶ所を回るのは容易ではありませんが、伊吹島なら、上り下りにひーふー言いながらも、なんとか成就できました。
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さて、本日の島巡りのしんがりは公民館。中学生が、お出でくださった方々を、島の名所案内で歓迎いたします。
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そして、お出でになった際に、見逃してならないのが、港からまっすぐ駆け上がる坂の入口に渡された、おみくじを結びつけたような紐。
実は、年に1回、観音寺にある四国八十八ヶ所の札所「神恵院」で、伊吹島の方々が、お遍路さんにお接待をした際、お礼にいただいた札を結びつけたものなのです。
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昔、流行り病に島が襲われた際、弘法大使に助けられました。それに感謝し、しばらくはきちんとお祀りしていたものの、いつのまにか、おろそかになっていたところ、また、病が襲って来ました。その時、島の入口に渡して、病の侵入を防ぐのに効力を発したのが、お遍路さんのお札でした。以来、毎年、島四国の日に、札を結んで、掛け替えているそうです。
かそけき紐と侮るなかれ、見掛けとは違い、強く、篤く、この島を守って来たのです。
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さて、最後となりましたが、本日の戦利品はいかんや。
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by future-scape | 2013-05-14 23:31 | 伊吹島 ご案内